ナイトウィザードリプレイ 紅き月の巫女

紅き月の巫女は、いわゆる「きくたけみこシリーズ」の一冊目で、とにかく分厚いです。
掲載シナリオが５本の大容量で、厚さが３cmくらいあります。
文庫版リプレイシリーズの中では一番ですね（笑）


今ではTRPGリプレイのプレイヤーとしてベテランの声優
小暮英麻さんと矢薙直樹さんが初参加した作品で、
二人がTRPGを学んでいく初々しいプレイを見ることができます。

また、後々のナイトウィザードリプレイでもNPCとして活躍する「緋室灯」と「「ナイトメア」
そして「マユリ=ヴァンスタイン」が生まれた記念すべき作品です。


主人公の少年「真行寺命」は、夢の中で一人の少女の胸に剣を突き立て殺してしまう。
夢を見たその日の夜に、夢の少女に似た紅髪のウィザード「緋室灯」と出会い、
少年は自身の剣「ヒルコ」と共に力に目覚めていく。

という、ボーイミーツガールものの展開から始まっていくのですが、
主人公が男の先輩にしか興味のないホモだったり、
ヒロインが感情に乏しい強化人間だったりと、
普通のボーイミーツガールものとは一線を画する設定になっています。

安心してください、それでもちゃんと惹かれあっていきますよ（笑）


「真行寺命」の意外な出生や、「緋室灯」に感情が芽生えていく過程など
見所がたくさんある紅き月の巫女ですが、
個人的に面白いと思ったのはエピローグでの「ナイトメア」と
「マユリ=ヴァンスタイン」のやりとりです。
TRPGは面白ければ何でもありなんだなぁと痛感させられました。

また、このやりとりが数年後のアルシャードセイヴァーリプレイに出演するプレイヤーにも
影響しているんじゃないかと深読みしたりもしています。


紅き月の巫女は、音暗が初めて買ったTRPGリプレイで、
１０年以上続くリプレイ購読にはまった一冊でもあります。

TRPGリプレイを進めるときはまずこの一冊からと決めているので、
ブログにもまずはこの一冊をと、一番目に書かせていただきました。

---

スポンサーリンク

---

タグ：ナイトウィザード