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セブン=フォートレスリプレイ リーンの闇砦 [セブン=フォートレスリプレイ]

家宝の「めんたこ」を持ち出して家出をしたアニスは、
依頼を受け、彼女を追う男装の女剣士アイラと
善と悪の二重人格を持つ魔道士ファラウスを抱え込み、
アニス捕獲の追走劇で出会った寡黙な少女ディフェスをも
巻き込んで、4人パーティーを組むことに。
用心の護衛依頼をうけた4人に待っていたのは
世界を滅ぼさんと、暗黒破壊神バラーを呼び出す悪堕ちしたファラウスと、
用心を始末しようと出てきたが、なんだかよく分からないことになっていて
困惑する謎の仮面魔道士の姿だった。


「リーンの闇砦」は、PCがラスボスになるという大惨事を成し遂げた(?)
前代未聞な伝説のリプレイです。

ファラウスの善悪人格変更や、ディフェスのワイバーン変身などの
シナリオを崩壊させかねない設定を、全てオープンダイスの判定に任せるという
なんとも画期的(笑)なシステムを取り入れ、
さらに、NPC反応チャートにてPCに対する好感度を、
やはりオープンダイスで決めるという素敵な催しをしたために、
偶然と成り行きとダイスの神様のおかげで、PCたちは犯罪者一直線。
ついにはファラウスはラスボスにまで昇格してしまいました。

ファラウスが悪堕ちするたびにその場面を乗っ取るので、
GM菊池たけしさんも「もうGMいらないじゃん」「トイレいってもいい?」
フリープレイ状態、まさに無法地帯です。

世界崩壊の危機どころか、きくたけシナリオが崩壊してました(笑)

ファラウス担当の鈴吹太郎社長は、自身のはっちゃけぶりが載った「リーンの闇砦」を
思春期の娘に見せることがなかなかできなかったとの逸話があります。


また、シナリオ後半からは「セブン=フォートレスアドヴァンスト」へと版上げされていて、
もろもろの事情から、ダンジョンシナリオが突如追加されます。
GMきくたけさんが一番生き生きしている場面でもあります。


シナリオ内容は、「闇の宗教」の内輪もめのゴタゴタに巻き込まれたPCが、
その中で自身の生い立ちを知り、「闇の宗教」のたくらみを止めるというはずでしたが、
重要な場面での上記画期的システムの判定がほぼ失敗という、
もう先が大惨事しか見えないという状態になっていました。

シナリオの崩壊した部分を読み上げて比較紹介する羽目になっていた
きくたけさんは哀愁漂っています(笑)


ちなみに、きくたけ文庫版リプレイの中で、
本の厚さが2番目に厚いリプレイでした。(富士見書房版)
後にふぁみ通文庫版として再販されたときは、上下巻に分けて刊行されてました。


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